矯正コラム

人の歯の硬さってどれぐらい?骨より硬いって本当?

2017年08月6日 (日)

私たちの歯はとても硬くできているということをご存知でしょうか。
人の噛む力は意外に強く、場合によっては体重と同じくらいのパワーが出せるそう。
歯はそのパワーに耐えられるだけの強度がなくてはいけないため、必然的に硬い組織で作られているのです。

ではその硬さは具体的にどれくらいのものなのでしょうか。今回は、歯の硬さにまつわるさまざまな謎について詳しくご紹介していきたいと思います。

歯の硬さはどれくらい?

歯の硬さはどれくらい?

歯の硬さは、具体的にどういった物質の硬さに匹敵するのでしょうか。物質の硬さには、ある単位が設定されています。それが「モース硬度」というものです。単位は1から10まであり、単位が低いものほど硬さがなく、単位が高いものほど硬い物質であることを示しています。ちなみに硬度が低いものほどその物質は傷がつけやすく破損しやすいと言われています。

そして歯の場合、その硬度は「モース硬度7」とされており、同じ硬さに匹敵するものは「水晶」や「石英(鉱物)」などがあります。(また歯の硬さとしているのは、歯の表面の「エナメル質」の硬さのことです)

このほかに身近なもので、「鉄」は「硬度4」とされ、「ガラス」は「硬度5」とされています。このことから、歯は鉄やガラスより硬い物質であることが証明されました。
また体の骨の場合は、体の部位や、一人ひとりの骨密度や骨の太さによって硬さが変化するため、具体的な硬度は定められていないようです。ただし、歯よりも硬度が低いことは確かなため、「モース硬度6以下」であることは間違いないと言えます。

そしてもっとも低い「硬度1」の物質に「チョーク」「滑石(鉱物)」などがあり、もっとも高い「硬度10」にあたるものは「ダイヤモンド」のみとなっています。
歯を削るために使用する機械の先端に取り付ける小さなドリルは、そのほとんどのものが表面にダイヤモンド粒子の加工が施してありますが、その理由はここにあるようです。

歯の硬さは男女で違う?

歯の硬さは人によって少しずつ異なるものですが、その違いに男女による差はないものと思われます。正確には、年齢による歯の硬さの違いや、さらに細かくすると個人個人の体質によって歯の硬さは少しずつ異なってくるという見方が正しいと言えます。

歯は子供が母親の胎内にいるうちから作られはじめるように、歯が作られるために必要な栄養を母体がしっかり摂取することで将来の永久歯の硬さも決まってきます。歯のエナメル質は、乳歯の時がもっとも軟らかいとされています。そのため虫歯になってしまうとその進行はとても早く、虫歯が多いほど予防が難しくなってしまいます。

永久歯の場合、まだ生え変わったばかりの時の永久歯のエナメル質は通常よりも軟らかい状態にあります。そのため永久歯に生え変わったからといって油断すると、永久歯もすぐに虫歯になることがあります。

またエナメル質の厚みは歯の部位によって異なり、歯の横側の面が薄いとされています。歯の横側から虫歯になるケースは多く、そこから内側に虫歯が進行していっても硬いエナメル質にはあまり影響は出ません。これが裏目に出てしまい、大きな虫歯になるまで虫歯に気がつかないということもあります。(ちなみにエナメル質が硬い歯ほど虫歯が出す酸にも強くなるため、虫歯になりにくいと言われています)

その後、生えてきた永久歯は時間をかけて本来の硬さを得ていきますが、食事で使い続けていくことにより少しずつ磨耗していきます。このことは老若男女問わず、すべての人に共通して起こることです。

エナメル質は何故すり減るのか?

歯のエナメル質は「硬度7」という硬さを持ちながら、何故すり減ってしまうのでしょうか。その理由は、「硬度」の裏にある硬さの基準にあります。

「硬度10」にあたる「ダイヤモンド」は、表面にあらゆる物で傷をつけようとしても傷がつかず、「硬度9」にあたる「コランダム」という鉱物に傷がつけられます。このことから「ダイヤモンド」は最も硬いとされるのですが、それ以下の物は「ダイヤモンド」で傷がつけられる物であるため、硬度が10以下とされます。このことから「硬度7」にあたる歯は、同じ硬度を持つ物、あるいはそれ以上の硬度を持つ物で擦ると傷がつく、つまり削ることができることを意味するのです。

よって上下の歯は同じ硬度を持つ物同士がぶつかり擦り付けあっている状態になっているため、必然的に上下の歯は少しずつすり減っていくことになるのです。ただし、歯は長い年月をかけてすり減っていくと、それに伴いエナメル質の内側にある象牙質の量が増え、すり減ったエナメル質に代わり、内側から歯の厚みを補っていきます。

そのため歯がすり減るスピードと象牙質が増えるスピードが伴っている状態であれば、歯がすり減っていても影響はないものと思われます。

歯並びを矯正して歯のすり減りをなくそう

歯並びを矯正して歯のすり減りをなくそう

歯は普通に使うだけでもすり減っていってしまうものです。しかしそれに拍車をかけてしまうのが「歯ぎしり」や「食いしばり」といった行動です。

「歯ぎしり」と「食いしばり」は寝ている時に行っている場合と、噛み合わせが悪い時に行っている場合があります。寝ている時に行う場合はストレスが原因のようですが、日常的に歯並びや噛み合わせが悪いために行われる場合は矯正治療により改善できます。

今の矯正治療は、金属のワイヤーとブラケットを使用する物のほかに、透明な薄い装置を使ったマウスピース矯正があります。マウスピース矯正は装置の取り外しができ、装置をつけている時の違和感や痛みも従来の矯正と比べて非常に少なくなっています。また負担が少ないにも関わらず、矯正にかかる時間や矯正の仕上がりは従来の場合とほぼ変わらないため、安心して治療を受けていただくことができます。

しかし、マウスピース矯正はまだ日本に導入されたばかりの治療法であるため、この治療を扱っている歯科医院によって治療の技術や精度が異なります。信頼できそうなマウスピース矯正を扱う歯科医院を探す際は、歯の噛み合わせに詳しい「顎咬合学会認定医」の資格を持つ医師がいる医院を探してみましょう。

歯を硬くしたい時は

歯は永久歯が歯の骨のなかで作られている時点で、既にある程度の硬さが決まってしまいます。そのため、既に生えてきた歯を今以上に硬くすることはできません。
しかし、フッ素を含んだ歯磨き粉を使用したり、フッ素洗口液を使用することである程度虫歯に強くすることはできます。これはフッ素の効果によりエナメル質の表面に硬いコーティングができるためです。

時折テレビでは歯を強くするためと称して何かしらの行動を見かけたりすることもあるかもしれませんが、既に生えてきた歯は決してそれ以上硬くすることはできません。そのため歯を鍛えようとして歯を酷使したりしないよう注意しましょう。

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