矯正コラム

間違った洗浄方法してない!?マウスピース矯正の正しいケア方法

2017年11月17日 (金)

歯科矯正と聞けば、歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置をつけ、そこにワイヤーを通した形をイメージする方も多いでしょうが、症例によっては、目立ちにくく取り外しできるマウスピース矯正が可能になります。ワイヤー矯正よりも痛みが軽減されるといわれ、希望する患者様も増えてきていますが、ケアの間違いにより様々な問題を招く恐れもあります。そこで今回は、マウスピースの正しい洗浄の仕方についてご紹介しましょう。

間違いやすい洗浄方法

間違いやすい洗浄方法

マウスピースのケアを誤ると、歯列矯正に大きな影響を及ぼすだけでなく、歯周組織にもダメージを与えかねません。よかれと思ってやっていたことが、実は間違いだったということもありますので、ここで再確認しましょう。

●熱湯で消毒

マウスピース矯正には、代表的なインビザラインの他にもいくつか種類があります。それぞれ特徴がありますが、どのマウスピース矯正も使われている素材は熱に弱く、煮沸消毒は変形の原因に繫がるため避けなければなりません。お湯で歪むこともあるので、水やぬるま湯でやさしく洗浄することが大切です。

●歯磨き粉でゴシゴシ磨く

歯を磨くように、歯ブラシと研磨剤配合の歯磨き粉でマウスピースをゴシゴシ磨くと、表面に細かな傷を作ってしまい、そこから菌が繁殖しやすくなるといわれています。ケアをしているつもりが、かえって汚れの付着や口臭の原因に繫がるケースもあるため注意が必要です。

正しい洗浄方法について

マウスピース矯正は、自分の意思で取り外しができるというメリットがあり、食事や歯磨きなど必要に応じて自由に外せます。そのため、お手入れも簡単で衛生的といわれています。その反面、着脱するごとにマウスピースの洗浄を徹底し、口腔内を清潔に保たなければなりません。
正しい洗浄方法は、水かぬるま湯でヌルつきのある部分を指でやさしく洗い流しましょう。食後や着脱時に、必ず歯磨きやマウスピースの洗浄を適切に行っていれば、この方法で大抵の汚れは落とせます。しかし、少しずつ溜まった歯垢は落ちにくくなっているため、歯ブラシを用いなければきれいにならないこともあります。その際は、水洗いしながら歯ブラシで軽く磨くとよいでしょう。

先にも述べたように、歯磨き粉の使用はマウスピースの表面に傷をつけてしまう恐れがあるため控えた方がよいですが、研磨剤無配合の液状歯磨きであれば可能です。例えば、カレーやコーヒーなどの色素が強いものを食べたり飲んだりした場合は、着色や口臭を和らげるために液状歯磨きを用いて洗浄する方法もおすすめです。また、マウスウォッシュでうがいすることも効果的といわれています。
それでも、頑固な汚れや着色、細菌が気になる方は、マウスピース矯正用や入れ歯洗浄剤に浸けてから水洗いすることできれいになるでしょう。

洗浄を怠ったときの問題点と対処法

洗浄を怠ったときの問題点と対処法

1日20時間以上の装着が基本のマウスピース矯正では、衛生管理が不十分な状態で装着し続けると、口腔内に様々な悪影響を及ぼすことがあります。

●歯や歯ぐきへの悪影響

食事や歯磨き以外は装着したままでいることが多いため、食後のプラークコントロールを怠ったり、マウスピースに汚れが溜まった状態でし続けたりすると細菌が活発になり、虫歯や歯周病を引き起こす可能性が高くなるといわれています。これは、マウスピース矯正により密着した部位の唾液が停滞しやすくなり、自浄作用が期待できないことも口内環境を悪化させる理由のひとつとして挙げられます。また、装着したまま糖分の多い清涼飲料水を飲めば、マウスピースの内面にも糖が広がり、放置することで虫歯のリスクが上がると考えられています。
飲食後は、徹底した歯磨きとマウスピースの洗浄を忘れないことが重要です。

●マウスピースの変色や劣化の原因

通常、マウスピース矯正は10日から2週間ほどで新しい装置と交換するため、大きな劣化に繫がることは少ないと考えられていますが、マウスピースを装着したままコーヒーや紅茶、緑茶などを頻繁に飲む方は、少しずつ茶渋が目立ってくることもあります。一度ついてしまったものは、水洗いや歯ブラシだけで簡単に落とすことは難しいため、歯磨き粉と歯ブラシで力強くゴシゴシ磨いてしまう方もいるようです。しかし、これは大きな間違いで、かえって着色を招いたり、破損の原因になったりします。
食べたり飲んだりする際は、マウスピースを取り外すことが大切ですが、外出先では着脱できない場面に出くわすこともあるでしょう。飲食を避けられないときは、食後にコップ1杯の水を口に含んで飲むだけでも違うといわれています。

●口臭が気になる

歯やマウスピースに歯垢が付着していると、細菌の繁殖により口臭が酷くなることがあります。取り外す際には必ず、歯とマウスピースの汚れを落とし、清潔に保つことが口臭予防のポイントです。交換時期を待つのではなく、口臭が気になる場合は早めの対処が必要です。なかなか取れないマウスピースの臭いには、水に溶かした重曹の液にしばらく浸し、やさしく歯ブラシで磨くことで消臭効果が期待できるといわれています。

マウスピースを保管する際の注意点

マウスピース矯正は自分で着脱ができるため、違和感が少なく食事を楽しむことができたり、ワイヤー矯正より磨きやすかったりするメリットがあります。その一方で、装着時間を守らないと治療効果が現れにくいというデメリットや、マウスピースのお手入れを徹底しなければ、虫歯や歯周病、口臭が酷くなる可能性もあります。
装着時間が長いため、保管よりも洗浄方法を重視する必要があると考えられていますが、食事の際に外したマウスピースは、乾燥を防ぐため水を張った専用ケースに一時保管しておくと間違いないでしょう。
また、外出先で取り外す場合は、装着のし忘れと紛失に注意しなければなりません。ティッシュに包んでしまうと、ゴミと一緒に誤って捨ててしまう可能性もあるため、小さなフリーザーバッグを持ち歩き、マウスピースを入れたらバッグにしまっておくと、なくす心配も少なくなるでしょう。

自己判断は禁物!メンテナンスを忘れずに

せっかく、透明で目立ちにくいマウスピース矯正をしているのに、着色したものを装着することは避けたいものです。中には、すぐに交換時期が来るからと、ケアを怠ってしまうケースもあるようです。常日頃から正しいケアを意識していなければ、たとえ歯並びを治したとしても、虫歯や歯周病に罹ってしまうこともあるでしょう。
当医院では、正しいケア方法の提案やメンテナンスを重視し、患者様とともに歯の健康を目指しています。疑問に感じたことは自己判断せず、診察をうけることをおすすめします。

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マウスピース型矯正装置(インビザライン)・ティーンは、永久歯が完全に生え揃っていないなどの、10代の歯科矯正治療における課題点を考慮した治療オプションです。

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