矯正コラム

歯を食いしばってもスポーツ能力は向上しない?マウスピースとの関係

2017年11月21日 (火)

あるスポーツ選手が、歯を食いしばることにより力が最大限に発揮されて、競技で良い成績を収めることができたという話を聞いたことがあるかもしれません。しかし歯を食いしばることによって、本当に運動能力を向上させられるのでしょうか。また食いしばりのためにマウスピースを使用する必要はあるのでしょうか。

歯の食いしばりとスポーツ能力の関係

歯の食いしばりとスポーツ能力の関係

恐らく多くの人が、運動時に歯を食いしばることによって本来の力が十分に発揮され、パフォーマンスが向上すると思っていることでしょう。しかし実際は、すべてのスポーツにおいて歯を噛みしめることが成績やパフォーマンスの向上につながる訳ではないのです。

確かにある競技選手は、力を最大限発揮する瞬間に歯を力強く噛みしめています。例えば重量挙げの選手は競技中必死に食いしばっています。また野球のホームランバッターの中には素振りの練習も含め打撃の瞬間は常に食いしばっている人もいます。

しかし他の競技では、逆に力を抜いてリラックスした状態で競技に臨むようにとすすめているものもあります。バスケットの有名選手などは舌を出して競技をしている人もいます。興味深いことに野球選手でも、打撃の瞬間には口の中を空いた状態でいることにより好成績を収めていた有名選手もいます。

スポーツ歯学という専門分野において、研究者によって長年食いしばりとスポーツ能力向上の関連について研究が続けられていますが、関連はいまだ分かっていません。ある競技で好成績を残してきたアスリートを観察しても、強く歯を噛みしめている人はそれほど多くなかったのです。むしろ力を入れる時に、強く噛むどころか逆に口を空けた状態でいる人も多いそうです。

もっとも選手ごとに個人差があるので、歯を噛みしめることとスポーツ能力向上に関係があることは否定できません。確かにある人はスポーツ時に思い切り噛みしめることによって力を発揮できています。

総括して言えることは、力を発揮する時に歯を噛みしめることによってパフォーマンスが向上するとは限らないという事です。歯を噛みしめることよりもむしろ顎や首など体の軸となる部分が適切に固定されていることが大切だとされています。ですから歯を食いしばらないと本来の力を出せない、と決して思い込まないようにして下さい。歯を食いしばらなくても力を発揮できるのなら、あえて歯を食いしばらなくても良いと考えてなんら差し支えないでしょう。すべてのスポーツで、歯を噛みしめれば成績アップできると思うのは勘違いです。

マウスピースの種類

スポーツ時の食いしばりによって歯がボロボロにならないように、市販のマウスピースを使用している人も少なくないでしょう。スポーツ時に使用するマウスピースはマウスガードとも呼ばれています。

●ストックタイプ

既製品なので個々の歯に合った形ではありません。常に噛んでいないとすぐ落ちてしまいます。スポーツ用品店などで購入でき、値段は100円から500円程度です。

●マウスフォームタイプ

既製品ですが、自分の歯の形に合わせて形作ることができます。工夫が凝らされている物もありますが、自分で歯の形に合わせるにはテクニックが必要で難しいため、なかなかうまく合いません。値段は500円から3,000円程度です。

●カスタムメイドタイプ

既製品ではなく歯科医が作るタイプです。歯科医院で歯型をとって作っていきます。方法は各種ありますが、ビニールシートを吸引または圧接して作ることが多いです。値段は5,000円から数万円ほどです。

●ラミネートタイプ

一枚のビニールシートだけではマウスピースの厚みなどを調整しにくいという欠点があります。そこでシートを何枚か組み合わせることができるのがこのタイプです。様々なシートの組み合わせて硬さや厚みを調整したり、またネームを入れたりすることもできます。他の種類のマウスピースよりも値段は高めです。

マウスガードとスポーツの関係性

マウスガードとスポーツの関係性

あるスポーツではマウスガードの装着がルールになっています。ボクシングやアメリカンフットボールなど激しい接触プレーを伴う競技において、マウスガードは歯や顎、脳などを外部からの衝撃から保護する役割を果たします。また力を入れる時に無意識でもかなり強く噛みしめてしまう人にとっては、マウスガードを入れることによって歯を食いしばりによる衝撃から守ることができるでしょう。それらの人たちにとっては、競技時にマウスガードを装着することは必要です。

しかし歯を食いしばることで必ずしもパフォーマンスが向上する訳ではないので、必要でないのであれば今後のマウスガードの使い方を見直しても良いのかもしれません。無理にマウスピースを入れて食いしばろうとしなくてもいい場合もあります。むしろ食いしばらない方が体の柔軟性を活用でき、競技成績が良くなることさえあります。

スポーツをされる方にとって重要なこと

噛み合わせの左右のバランス良く噛めることが、スポーツ能力を向上する上で大切です。もしうまく噛み合わないなら口だけでなく体のバランスも崩れていって、本来の運動能力を発揮することができません。また運動中に歯や顎にかかる力を軽くして守ることも大切です。食いしばることは歯にも良くありません。

マウスガード装着の有無というよりも、自分の歯の噛み合わせの良し悪し、歯並びがきれいかどうかという事がパフォーマンス向上につながっていきます。きれいな歯並びであれば噛み合わせのバランスは良く、強く噛まなくても無理のない方法で力を発揮できるようになるからです。

理想的な歯並びを得るためには、歯の矯正を受けることが必要な人もいるかもしれません。マウスピースを使った矯正治療により、噛み合わせや歯並びをきれいにしたスポーツ選手も多くいます。もし矯正で歯並びを治すなら、マウスピース矯正はスポーツ時に着用していても比較的安全な装置です。マウスピース矯正であれば顔にボールなどが当たった時にも口や歯を傷つける危険は少なく、噛みしめた時に外れるということも少ないです。

競技中に噛みしめるためではなく、正しい噛み合わせを得てパフォーマンスを向上させるという目的でマウスピースを活用してみてはいかがでしょうか。銀座矯正歯科ではそれぞれの人に合ったマウスピース矯正を提案しています。

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