矯正コラム

歯周病予防になる歯並びの治療と妊娠中も可能なマウスピース矯正について

2017年05月13日 (土)

矯正治療は短期間では終わらない治療です。そのため矯正治療中に結婚や妊娠といった人生のイベントを迎える女性は少なくありません。そして、妊娠中は矯正を中断しなくてはいけないと考える方は多いようです。

しかしマウスピース矯正の場合、たとえ妊娠中でも継続することは難しくありません。また妊娠中だからこそ矯正をすることには大きな意義があります。

今回は妊娠におけるマウスピース矯正のさまざまなメリットについてご紹介します。

矯正の目的

矯正治療は歯並びをきれいにすることで見た目を良くすることだけが目的ではありません。歯並びと噛み合わせを良くすることで歯周病や虫歯のリスクを低くするために行っています。

虫歯の原因はおもに歯みがきが不十分であることや、間食による頻繁な食事などによって引き起こされます。

歯みがきは歯ブラシ以外にも歯間ブラシやフロスを使用したり、歯科衛生士による歯みがき指導を受けたりすることでテクニックをあげることが可能です。しかし、歯並びが悪い状態のままでは歯みがきのテクニックをあげてもやはり磨けない部分が出てしまい、虫歯ができやすくなります。そして、悪くなるのは歯だけではありません。

磨けない部分に歯垢や歯石が溜まることで歯周病のリスクも高めてしまうことになります。噛み合わせが悪い状態で歯周病になってしまうと、歯周病が通常よりも早く進行してしまうおそれもあります。

良い噛み合わせの場合、上下の歯を噛み合わせた際にすべての歯に均等に負荷がかかることで長持ちするようにバランスを取り合っています。

しかし噛み合わせが悪い状態になると噛み合わせに参加できない歯がでてきてしまい、それにより他の歯に負担を強いるような状態を作ってしまいます。それにより負担が強くかかっている歯から歯周病が進んでいき、やがて治療が間に合わずに抜け落ちてしまうこともあります。

歯を1本失うごとに残っている歯に負担をかけることになります。負の連鎖が続き多くの歯を失った場合、入れ歯やインプラントなどを使う羽目になってしまうのです。

妊娠中の歯周病と虫歯のリスク

妊娠中の歯周病と虫歯のリスク

歯並びの悪さは虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいますが、それ以上に妊娠中の女性の方は歯のケアに気をつけなくてはいけません。

妊娠中は間食が増えるだけでなく、つわりにより歯みがきが難しくなってしまいます。虫歯ができやすい悪循環が生まれやすく、虫歯のリスクが一気に高まるのです。また妊娠中は女性ホルモンが多く分泌されることにより、女性ホルモンを好む歯周病の原因菌が活発的になります。それにより妊娠前よりも歯垢や歯石が溜まりやすくなり、歯肉炎にもなりやすくなります。

妊娠中の歯周病に困るのは妊婦本人だけではありません。胎児にも影響を及ぼしてしまうため、注意が必要です。

歯周病の菌が口から体内に入り込み、その影響で早産のリスクが高まったり、低出生体重児を出産してしまったりする恐れがあるのです。そういったリスクを回避するためにも、矯正により美しい歯並びを得ることには大きな意義があるのです。

もしつわりによって歯みがきが難しい場合や、歯肉炎になってしまい出血や痛みがひどい場合は使用する歯ブラシを工夫しましょう。

歯ブラシはブラシヘッドの部分が小さいものほど口のなかに入れた時の抵抗感が少なくなります。つわりがある時期は子供用の歯ブラシを使用してみると良いでしょう。

歯肉炎がひどい場合は、硬い歯ブラシで磨くと歯ぐきを余計に傷つけてしまうため、毛先がやわらかい歯ブラシを使用するようにしましょう。あくまで歯肉炎を改善することを優先し、歯ぐきをマッサージするようなイメージで歯みがきを行うようにしましょう。

マウスピース矯正のメリット

ワイヤー矯正の場合は月に一回の装置の調整や経過観察のために通院をしなくてはいけません。調整や装置を新しくするたびにある程度の痛みも伴うため、体調が不安定な妊婦には辛いものがあります。さらに妊娠中は体質が変化することがあり、金属アレルギーになってしまうことがあります。それによりワイヤー矯正の場合は治療を中断しなくてはいけなくなる場合があります。

そういった負担を減らすことができるのがマウスピース矯正です。マウスピースはプラスチックでできているためアレルギーの心配はありません。

装置の交換は患者自身で行うことができるため、通院の回数はワイヤー矯正の場合の半分となります。また食事の時、歯みがきの時は装置を外しても問題がありません。いつもどおりの歯みがきができるため虫歯と歯周病が進行してしまうこともありません。

気をつけなくてはいけないこと

気をつけなくてはいけないこと

妊娠中の矯正治療は中断をしなくても問題ありませんが、妊娠中に行ってはいけないことや注意点がいくつかあります。不可能な治療や、すぐに矯正治療を始められない場合もありますので気をつけてください。

●矯正前に歯周病にかかっている場合

矯正を始める前にすでに歯周病にかかっている歯がある場合、先に歯周病の治療をしなくてはいけません。なぜなら矯正中は痛みを感じることはないあまりないものの、歯にはある一定の負担がかかり続けています。

それにより歯周病が進行してしまっては本末転倒なので、歯周病をしっかり改善してから矯正をはじめることになります。

●抜歯が伴う矯正の場合

矯正治療によっては歯がしっかり並ぶようにスペースを作るために歯を抜歯しなくてはいけないこともあります。しかし妊娠中の抜歯治療は危険なため、抜歯ができないために矯正を断念しなくてはいけない場合があります。

その理由は抜歯の際に使う麻酔薬がおなかの赤ちゃんに何らかの影響を及ぼすためです。妊娠中に食べたり飲んだりするものがすべておなかの赤ちゃんに行き渡るように、麻酔も胎児に行き渡ります。

また出産後の場合も要注意です。麻酔が母乳に出て赤ちゃんに与えてしまうことになるため、赤ちゃんの断乳を迎えてから抜歯治療を行うことが最善と言えます。

●マウスピース矯正では難しい歯並びの場合

歯並びの状態によってはマウスピース矯正では改善が難しくなってしまう場合もあります。ワイヤー矯正のようにさまざまな方向に歯を移動させるには、矯正歯科医の経験と技術も必要になるためです。

どの歯科医院でも同じレベルの矯正治療ができるわけではなく、医院によって可能な治療と不可能な治療があることをよく理解しておきましょう。

矯正と無理なく付き合っていくには

妊娠中でも治療が継続でき、虫歯や歯周病の予防もできるマウスピース矯正ですが、どうしても不安を覚えてしまったり体調が悪かったりする時は治療の中断も考えましょう。

長い治療期間を要するからこそ、医師は無理のない治療の継続を提案してくるはずです。妊娠後も矯正を継続するかどうかは、自分の気持ちと体調、そして医師とよく相談をして決めるようにしましょう。

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