矯正コラム

虫歯じゃないのに歯が痛い知覚過敏の人におすすめの対策法

2017年07月27日 (木)

ふと歯が痛いと感じたとき、ほとんどの方が「もしかして虫歯かな」と思われることでしょう。虫歯は強い歯の痛みと、ふとしたことによりキーンとしみるのが特徴です。しかし、歯医者で虫歯のチェックをしたところ、虫歯が見つからなかったということはありませんか。虫歯がないのに痛みやしみる症状が出る場合、それは知覚過敏ということになります。

虫歯じゃないのにどうして歯がしみるのか。その具体的な理由や原因はまだあまり詳しく知られていません。そこで今回は知覚過敏のメカニズムとその対策についてご紹介したいと思います。

歯がしみるメカニズム

歯がしみるメカニズム

そもそも歯が虫歯になるとしみたり痛くなったりするのは、歯のなかに神経があるからです。歯の神経は歯に栄養を送る血管の役割と、歯が虫歯になったりすることでエナメル質や象牙質が溶かされている異常を痛みとして脳に知らせる役割を持っています。

つまり、しみる症状や痛い症状があるということは、歯に何らかの異常があることを歯の神経が伝えてきているということになります。

歯は場所によってエナメル質から神経までの歯の厚みが異なります。もっとも歯の厚みがあるのは上下の歯を噛み合わせた際に接触する部分である咬合面です。そのためこの部分が虫歯になってもしみる症状は出にくいと言われています。

対して歯の横側の部分、外側の面を頬側、内側の面を舌側と言います。こういった部分は咬合面と比べると歯の厚みが少ないため、小さな虫歯でもしみる症状が出やすいと言われています。

よってもし虫歯や知覚過敏によってしみる症状が出ている時、多くの場合、歯の咬合面よりも頬側や舌側に異常があることが多いです。

知覚過敏の原因

知覚過敏は虫歯になっていないにもかかわらず、歯の神経が異常を訴えてしみたり痛みが出たりすることです。しかし、なぜ虫歯じゃない歯までしみるのでしょうか。その理由はエナメル質の減少や破壊にあります。

エナメル質が失われる原因は虫歯のみであると思われがちですが、そんなことはありません。エナメル質は骨よりも硬い組織によってできていますが、機械的に強い摩擦をかけると削ることができ、非常に強い圧力をかけると意外と簡単に割れてしまいます。そのためエナメル質が傷ついたことで歯の厚みが失われると、冷たいものや甘いものを食べた際にしみる症状が出ます。これが知覚過敏の正体です。

日常生活において、エナメル質が失われる要因となる行為がいくつか存在します。その代表的な例についてご紹介します。

●歯ぎしりと食いしばり

知覚過敏の主な原因は歯ぎしりと食いしばりです。歯のエナメル質が割れるような負担をかける行為であり、知覚過敏が頻繁に起きる場合、歯ぎしりか食いしばりをしていないかまず疑われます。

歯ぎしりと食いしばりが就寝時の無意識下で行われる際、起きている時でもなかなか使われることのない強い力が歯にかかっている場合があります。それが継続的に行われると、陶器のように割れやすいものに少しずつひびを入れていくみたいに歯に負担がかかっていきます。

そのため知覚過敏が頻繁に起きる場合は、歯ぎしりや食いしばりをしている可能性が大きいと言えます。

●歯磨き

次に知覚過敏の原因となることが多いのが歯磨きです。これにはとても意外に思われる方が多いかもしれません。歯磨きの目的は、あくまで歯についた食べかすや歯垢などの汚れを磨いて落とすことにあります。そのため歯ブラシを歯の表面に軽く当てて、数回こするだけで汚れはほとんど落ちるのです。

しかしなかには歯ブラシを強く当て、何度もこすらなくては磨いた気にならないという方もいます。またこういった方の多くは非常に硬い毛を使ったブラシで歯の表面を力強く磨く傾向にあります。それにより、歯についた汚れだけでなくエナメル質までも削り落とすような歯磨きをしてしまっているのです。こういった誤った歯磨きによってエナメル質を失う人も決して少なくありません。

●ホワイトニングの影響

また、マウスピース矯正中のホワイトニングで知覚過敏になる場合があります。歯を動かすことによってすき間ができたところに、薬剤がしみてしまうのです。この場合、薬剤の使用頻度を抑えることで知覚過敏の症状を抑えることができます。そのため、歯がどれくらいしみているか様子を見ながらホワイトニングを行うことで知覚過敏の症状をコントロールすることができるでしょう。

知覚過敏の対策

知覚過敏の対策

ではここで知覚過敏の症状をやわらげる対策についてご紹介します。虫歯と同様に失ったエナメル質はもう取り戻すことができませんが、日常のちょっとした工夫や歯医者での処置により知覚過敏を改善できる場合があります。

●冷たいものと熱いものを避ける

まず簡単な方法は冷たいものや熱いものを避けることです。歯の神経は、極端に温度差が激しいものを口に含むとその温度を敏感に感知し、しみる症状や痛い症状となってあらわれることがあります。そのため、なるべく体温に近い温度の飲み物や食べ物を口にすれば知覚過敏を抑えられます。

●ナイトガードをつける

歯ぎしりや食いしばりによって知覚過敏が出ている場合、歯への負担を軽くするためにナイトガードをつけるとよいでしょう。寝ている時の歯ぎしりや食いしばりは本人では止めることができないため、歯にかかる負担を減らすことしかできません。またナイトガードも使い続けることにより歯の摩擦で磨り減っていくため、長期的に使用する場合は一定期間で新しいものに作り変える必要があります。

●歯を優しく磨く

誤った歯の磨き方により知覚過敏が出ている場合、正しい歯の磨き方を歯医者で教わるようにしましょう。しかしなかには、神経質な性格のために歯を強く磨かなくては安心できないという方もいるようです。その場合、歯を磨く理由を正しく理解し、洗口液の使用といった歯を磨く以外での虫歯の予防方法を取り入れたりすることで、歯磨きへの意識を改善するようにしましょう。

●歯医者での処置

知覚過敏は歯医者でちゃんと処置をしてもらえる症状です。歯がしみる部分に症状を軽減させる薬を塗布したり、フッ素塗布をしたりする方法などがメインです。一度の処置だけで症状が軽くなる場合もあれば、何度か続けなくては症状が軽くならない場合もあります。そのため処置を行ったあとも様子をみるようにしましょう。

●知覚過敏用の歯磨き粉

歯磨き粉のなかには、知覚過敏の人用に開発されたものもあります。スーパーや薬局などで簡単に手に入れることができるので、ぜひ使ってみるとよいでしょう。

知覚過敏とうまく付き合っていく

歯の中に神経がある以上、一度知覚過敏になってしまったらずっとつきあっていかなくてはいけない宿命にあります。なるべく多くの対策を施し、知覚過敏をうまくコントロールし、健康的な歯を維持しましょう。ただし、どうしても知覚過敏で歯が痛いという場合は、無理をせずに歯の神経を取る治療をすることもひとつの方法です。しかしこれはあくまで最終手段であり、神経を取らない方法でいかに知覚過敏をやり過ごすかをメインに考えるようにしましょう。

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