矯正コラム

抜歯が必要な歯並びにはマウスピース矯正できない?向いていない事例は?

2018年08月27日 (月)

マウスピース矯正は、目立ちにくく着脱可能で、金属アレルギーの心配もない素晴らしい矯正治療法です。そのため、「矯正治療を受けるのなら絶対マウスピース矯正!」という方も少なくありません。ただ、マウスピース矯正は、抜歯を必要とする歯並びなど、一部の症例には不向きであるということをご存じでしょうか?今回は、マウスピース矯正に向いていない事例について解説します。

誰でも受けられるわけじゃない?

誰でも受けられるわけじゃない?

矯正歯科で、マウスピース矯正を実施している歯医者さんはたくさんいますが、必ずしも希望するすべての患者さんに適用しているわけではありません。当然ながら、マウスピース矯正を開始する前には、精密な検査を行い、患者さんの歯並びがどのようになっているかを細かく調べていきます。そうした診査診断の結果、「マウスピース矯正には向いていない歯並び」という結論がでることもあるのです。ですから、マウスピース矯正は誰でも受けられる矯正法ではないといえるでしょう。

抜歯を必要とする歯並びは向いていない?

患者さんの歯並びの状態によっては、歯列矯正を始める前に小臼歯などを抜歯する必要があります。これを専門的には「便宜抜歯(べんぎばっし)」と呼び、臨床の現場では日常的に行われている処置といえます。とはいえ、それがマルチブラケットを用いたワイヤー矯正であれば何ら問題はないのですが、マウスピース矯正となるとそのまま治療を開始することは難しくなります。つまり、抜歯を必要とする歯並びは、基本的にマウスピース矯正には向いていないのです。

マウスピース矯正は万能ではない

ワイヤー矯正は、ある意味で万能な矯正法といえます。なぜなら、ほぼすべての歯並びに対して適用することができる矯正法だからです。そのため、矯正歯科でもワイヤー矯正を行う歯医者さんは非常に多く、ある意味で矯正法の代名詞となっています。おそらく、皆さんの身の回りにも、マルチブラケットを用いたワイヤー矯正を受けたことがある人がいらっしゃることでしょう。

一方、マウスピース矯正はワイヤー矯正ほど万能な矯正法ではありません。上述した通り、抜歯を必要とする歯並びには適用しにくかったり、奥歯の噛み合わせが乱れていたりする症例では、マウスピース矯正だけで治せないことが多いのです。

どうして抜歯が必要になるの?

どうして抜歯が必要になるの?

ここまで、抜歯が必要になる歯並びでは、マウスピース矯正を適用しにくいというお話をしてきましたが、そもそもなぜ矯正治療で抜歯が必要になるのか気になりますよね。それは意外にシンプルで、歯を並べるためのスペースが不足しているからです。

私たちの歯は、誰でも決まった本数が生えてきます。もちろん、何らかの異常で本数が減ったり、場合によっては増えたりしますが、親知らずも入れると全部で32本の歯が生えてきます。そこで、もし歯を並べるための顎骨に成長の異常などがあったらどうなるでしょうか。日本人によくあるタイプは、下顎の成長が不十分な症例で、顎の骨が小さくなる分、歯がきれいに収まりにくくなります。その結果生じるのが乱ぐい歯などの歯列不正なのです。

そういった歯並びの悪さは、スペースを確保することによって、矯正することが可能です。つまり、矯正治療における便宜抜歯ですね。日本人は、この抜歯処置が必要になるケースが多く、それだけにマウスピース矯正が不向きな症例も多くなっているのです。

抜歯な歯並びでもマウスピース矯正を受けることが可能

抜歯が必要な歯並びは、マウスピース矯正が不向きであることは理解できたのではないでしょうか。そうなると、歯並びの乱れが大きい人は、マウスピース矯正を諦めなければならないのでしょうか?しかし、実はそうではありません。

抜歯が必要になるほど歯並びが悪い場合は、まずワイヤー矯正などによって、大まかな歯の移動を行うことがあります。ワイヤー矯正であれば、ほとんどの症例に適用可能ですので、抜歯が必要な歯並びでも問題ありません。そうして、ある程度歯並びが整った段階から、マウスピース矯正に移行することも可能なのです。

他にも向いていない症例はあるの?

他にも向いていない症例はあるの?

抜歯が必要な歯並びは、マウスピース矯正が向いていない代表的な症例ですが、その他にもいくつか向いていないケースがあります。まず、歯が大きく捻じれていたり、上下の歯列の噛み合わせが悪く、その原因が顎の骨にあったりする場合はマウスピース矯正が向いていません。なぜなら、これらのケースでは、ワイヤー矯正によって個別に歯を動かすことや、その他の矯正装置を用いて、顎の骨の矯正をする必要があるからです。また、日常的に歯ぎしりや食いしばりといった口腔習癖がある人も、マウスピースが破損してしまいますので不向きといえます。

まとめ

このように、便宜抜歯が必要となるような歯並びでは、スムーズにマウスピース矯正を始められないことがほとんどです。しかし、最初にワイヤー矯正を行うことで対応するケースも珍しくありません。その他にも、マウスピース矯正が不向きな歯並びがありますが、矯正歯科によってはさまざまな対処策を考えてくれるかと思いますので、気になる人は、まず歯医者さんに相談してみましょう。

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