矯正コラム

顎関節症の改善にもマウスピース矯正がおすすめ!

2018年09月23日 (日)

顎の関節やその周囲に違和感が生じたら、顎関節症のサインかもしれません。顎関節症は、実に多様な症状を呈する病気ですので、気づかないうちに発症していることも珍しくありません。そんな顎関節症は、それぞれの原因に応じた治療が大切なのですが、マウスピース矯正が有効という話も聞いたことがあるかと思います。ここではそんな顎関節症とマウスピース矯正による治療についてご紹介します。

顎関節症ってどんな病気?

顎関節症ってどんな病気?

顎関節症とは、顎の関節に異常が生じる病気で、比較的日本人に多いです。口を開けた時に顎関節が「カックン」と鳴るクリック音が有名ですが、顎周囲の筋肉に痛みが生じたり、開いた口が閉じなくなったりするなど、いろいろな症状が現れます。

顎関節症の原因は、ものを噛む時に使う咀嚼筋の異常や関節円板の転位、顎関節の変形などが挙げられます。こういった顎関節周囲の異常というのは、患者さんひとりひとりで異なるため、治療法もそれぞれで変えていかなければなりません。そこで幅広い症例に活用されている治療法として、マウスピースを用いた方法があります。

マウスピースを用いた顎関節症の治療法

顎関節症の治療で、マウスピース型の装置を使用した方法をスプリント療法といいます。主に、歯ぎしりや食いしばりといった口腔習癖があって、歯や顎の筋肉に過剰な負担がかかっている患者さんに適応される治療法です。一般的にはナイトガードと呼ばれる装置で、基本的には歯医者さんで作製してもらいます。

ナイトガードは、文字通り就寝中に装着する治療装置で、マウスピースの形をしています。夜間、無意識のうちに行っている歯ぎしりを防止し、顎関節への負担を軽減します。同時に、歯ぎしりなどの癖自体を改善する効果も期待できます。ちなみに、このスプリント療法というのは、一般的な「マウスピース矯正」と呼ばれる治療法とは異なり、歯並びの改善には役立ちませんのでご注意ください。

マウスピース矯正でも顎関節の症状は改善する?

マウスピース矯正とは、インビザラインなどに代表される矯正法で、透明な樹脂製のマウスピースを装着することで、歯並びを改善する歯列矯正法です。ですから、治療の目的は乱れた歯並びを改善することであり、そこには顎関節症の治療は含まれていません。そのため、顎関節症の治療のためにマウスピース矯正を行うことはまずありません。ただ、顎関節症の原因が乱れた歯並びにある場合は、マウスピース矯正を実施することで、顎関節症の症状も改善されることがあります。

というのも、顎関節症は顎の関節に炎症や変形が生じる病気なのですが、関節への過剰な負担を強いる要因は、すべて発症の原因ともなり得るからです。例えば、歯並びが乱れていると、特定の歯にだけ大きな負担がかかるようになります。その負担は最終的に、咀嚼運動の支点となっている顎関節に集中することとなります。ですから、マウスピース矯正によって歯並びが改善すれば、結果的に顎関節症の症状も改善されることがあるのです。ただし、あくまで副次的な効果とお考えください。

マウスピースなら何でもいいの?

マウスピースなら何でもいいの?

ここまで、マウスピースが顎関節症の症状改善に役立つという話をしてきましたが、マウスピースであれば何でも良いというわけではありません。確かに、顎の負担を減らすという目的であれば、クッションとなるマウスピースはどんな材質、形態のものでも良い気がしますが、実際はそうではありません。

まず、私たちのお口の中というのは、非常にデリケートで、ちょっとした異物が入るだけでも強い違和感が生じることがあります。また、顎関節や咀嚼筋の運動というのも非常に繊細で、適合の悪いマウスピースが入っていると、いろいろな弊害が生じることがあるのです。そのため、上述した2つのマウスピースは、歯科医院で型取りをし、患者さんひとりひとりのお口にぴったり合うようなものを製作しているのです。

そこで、市販されている規格化されたマウスピースを活用すると、口腔内に上手く適合しないだけでなく、顎関節への負担がさらに強まったり、筋肉の働きに異常をもたらしたりすることがありますので要注意です。それくらい、顎や口腔周囲の組織は繊細ですので、きちんとした配慮が必要となります。

まとめ

このように、マウスピースを用いることで顎関節症の症状を改善することは可能と言えます。最も一般的な方法がスプリント療法で、多くの歯医者が施術を行っています。インビザラインなどのマウスピース矯正についても、症例によっては顎関節症の症状改善につながることがありますので、事前の精密診断が必要になります。いずれにせよ、顎関節に痛みや腫れ、違和感などが生じている場合は、まず歯医者に診てもらうことをお勧めします。歯医者は歯の病気だけでなく、顎関節の病気にも詳しいので、気になる点を相談してみましょう。マウスピースによるスプリント療法など、具体的な治療法を提案してくれることかと思います。

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