矯正コラム

子供の反対咬合の改善策は?マウスピース矯正もおすすめ!

2018年09月27日 (木)

皆さまは「反対咬合」という歯並びをご存知でしょうか。下の前歯が上の前歯よりも前方に出ている歯列不正のことをいいます。本来とは逆の位置で上下の歯列がかみ合うため、このような名前が付けられています。このような反対咬合がお子さまの歯ならびに見られた場合は、早めに対処することをおすすめします。ここでは特に、マウスピースによって反対咬合を改善する方法について詳しくご紹介します。

反対咬合の原因とは

反対咬合の原因とは

反対咬合の原因は人によって様々ですが、単に下の前歯が前方に倒れているケースは、比較的治療が容易といわれています。将来的に、マルチブラケットなどを用いることで倒れた歯を起こし、正常なかみ合わせに戻すことができるからです。また、通常のマウスピース矯正によっても、改善することが可能でしょう。

一方、骨格そのものに問題があったり、顎の筋肉に異常があって反対咬合になっていたりするケースでは、成長期における矯正治療が重要となります。なぜなら、歯や顎骨の成長が終わって、永久歯が生えそろった後では、骨格的な問題などを改善することがほぼ不可能だからです。

子供のマウスピース矯正とは

お子さまの反対咬合を改善する際に用いられるマウスピースには、ムーシールドやT4K(ティーフォーケー)といったものが有名です。これらの装置は、歯並びを1本1本整えていくものではなく、骨格的な問題や筋肉の異常を改善するために用いられます。具体的には、マウスピースを装着することで、顎の筋肉が正常に働くようになり、結果として骨格の発育も正常に進んでいきます。ですから、子供の反対咬合の改善策としては最良といえるでしょう。

ちなみにムーシールドというのは、3~5歳くらいまで使用することができるマウスピースです。それ以降は、T4Kを使うこととなります。つまり、お子さまの年齢によって使用するマウスピース装置が異なりますので、気になる方は一度、小児歯科や矯正歯科の医師を訪れて聞いてみましょう。子供のマウスピース矯正に対応している歯科医院であれば、ムーシールドなどの装置を見せてくれることでしょう。場合によっては、お子さまに装着してもらって、どのようなものかを体験することも可能です。やはり、マウスピース矯正というのは、着脱可能なだけあって、お子さま自身が不快と思わないことが大切です。

大人のマウスピース矯正とは何が違うの?

子供のマウスピース矯正は、大人の歯列矯正で用いられるマウスピースとは形態や装置の作用が異なります。まず、形態についてですが、大人のマウスピース矯正では、上下の歯列にぴったりと適合するマウスピースを用います。その厚さはわずか0.5mmほどで、異物感なども非常に少ないです。装置の作用は、歯の傾きなどの歯列不正を整えることです。

一方、子供のマウスピース矯正に用いられるマウスピースは、少し独特な形態をしています。これは単に歯並びを改善するためではなく、顎の筋肉の活動を正常化させるためのものなので、一般的なマウスピースとは異なる形態となっています。また、色も透明なものだけでなく、青や赤のもなどもあります。無色ではなく有色だと非常に目立ちやすくなりますが、実は子供のマウスピース矯正で使うムーシールドなどは、一般的なインビザラインのように1日中装着するものではありません。1日のうちに数時間ほど装着するだけなので、必ずしも無色透明である必要はないのです。

マウスピースでは矯正できない場合もある

マウスピースでは矯正できない場合もある

子供の反対咬合の改善策として用いられるマウスピースは、あくまで筋機能を改善したり、骨格の発育を促したりする装置ですので、すべての症例に適応できるわけではありません。上述した通り、最終的な歯並びの改善は、ワイヤー矯正やインビザラインなどのマウスピース矯正で行うのが一番です。ムーシールドなどはあくまでその土台作りといえます。将来的に歯がきちんと並ぶように、顎の発育を促し、異常な筋肉の活動を取り除くのが子供のマウスピース矯正の役割です。

また、筋肉の異常や骨格的な問題が原因で反対咬合になっているケースでも、重症度が高い場合はマウスピース矯正で対応できないこともあります。そういったケースでは精密検査を受けた上で、別の治療法を検討する必要がありますので、まずは小児歯科医なり矯正歯科医に相談することをおすすめします。

まとめ

このように、子供の反対咬合は、マウスピースによって矯正することが可能です。とくに筋肉の活動や骨格の発育の異常がみられる場合は、ムーシールドなどのマウスピース矯正が適しているといえます。発育途上の小児期にしか改善できない反対咬合もありますので、お子さまの歯並びが気になった方は、早い段階で矯正歯科や小児歯科の歯医者に一度、お口の中をみてもらうことが大切です。問題があるにしろ、ないにしろ、お子さまの現状を知ることはとても大切なことといえます。

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