矯正コラム

マウスピース矯正は自分との闘い!装着に慣れるまでにかかる期間と装着の重要性

2017年02月5日 (日)

マウスピース矯正は、ブラケット等を歯に固定する矯正治療とは違い、取り外しのできる透明なマウスピースを用いる矯正治療です。目立たない方法で矯正したいけれど、歯の裏側にブラケットをつけることに抵抗がある方や、矯正治療後に後戻りしてしまった部分を治したい方などに適しています。

マウスピース矯正は、自分で装置を外すことができるという利点がある反面、自己管理を怠ると治療がうまく進まない場合もあるようです。では、どのような点に注意してマウスピース矯正を進めれば良いのでしょうか?

マウスピース矯正のしくみと進め方

マウスピース矯正のしくみと進め方

マウスピース矯正は、理想の歯並びを目指して、何度もマウスピースを作り替えながら治療を進めていきます。動かしたい歯並びに作られたマウスピースを使い続けると、少しずつ歯が動いて、歯並びがマウスピースに合ってきます。そうするとまた次のマウスピースと取り替えます。1個のマウスピースで動かせる歯の距離は約0.2~0.3mmほどなので、平均で20~30個ぐらいのマウスピースを使うことになります。

一言でマウスピース矯正といっても、国内外のメーカーから色々な種類のマウスピースが出ています。メーカーによって素材や治療システム、費用、適応症例も違うので、治療する歯科医院ではどのタイプが使用されているか確認することが必要です。

マウスピース矯正の進め方について例を挙げると、歯の型取りをしてから約1ヵ月~1ヵ月半後にマウスピースが出来上がり、治療を開始します。マウスピースは毎日20時間ほど装着し、2週間ごとに新しいものと交換します。

通院の頻度は、マウスピースを使い始めた頃は1ヵ月に1回ですが、経過が良好であれば1ヵ月半~3ヵ月に1回と、その期間が延びていきます。治療期間は軽度の症例では約半年から1年半で、重度の症例では1年半~2年半かかります。矯正治療が終わった後は整った歯並びをキープするための保定装置を装着し、3ヶ月~半年おきに経過観察をします。

マウスピース矯正のメリットがデメリットになることも

マウスピース矯正の大きなメリットは、透明で見た目を気にせず治療を進められる点です。歯の裏側にブラケットをつけて治療をする方法もありますが、マウスピース矯正のほうが比較的費用が安いというメリットがあります。

また、前歯などにセラミック製の歯を入れている場合、固定式の矯正治療が終了した後、ブラケットにより傷ついたセラミック製の歯を作り直さなくてはなりません。しかし、マウスピース矯正ではその必要が無くなります。金属を使わないので、アレルギーの方に安心して使用できる矯正装置でもあります。

そして、取り外しが出来る点もマウスピース矯正の大きなメリットになります。
ブラケットをつけた状態での歯磨きはとても難しく、口の中を常に清潔に保つのに大変な努力が必要になります。マウスピース矯正では、ブラケットがついていると使いづらいデンタルフロスも簡単に使用できます。また、固定式の矯正治療中には難しいホワイトニング治療も可能です。

先ほど、マウスピース矯正は自分で取り外しが出来るのが大きなメリットと述べましたが、実はこれがデメリットになる場合もあります。

固定の矯正治療では、一旦ブラケットをつけてしまうと自分で外すことは出来ません。多少の違和感があっても、慣れるのを待つしかありませんが、マウスピース矯正では、慣れる前に自分で外すことが出来てしまいます。

マウスピースをマイペースに使い続けるとどうなる?

マウスピースをマイペースに使い続けるとどうなる?

マウスピース矯正は、歯科医師がどのように歯を動かして理想の歯並びに近づけるかを計算し、綿密な治療計画を立てています。
歯はある一定の力をかけ続けると動くしくみになっていますが、力をかけるのを止めてしまうと、すぐに元の位置に戻る力が働くようになっています。

慣れないからといってマウスピースの使用を控えるなど、自己判断で不規則な使い方をすると、計算外の力が加わって歯が傾いてしまこともあります。その結果、せっかく動いた歯が後戻りするなど、思い通りに治療が進まず、治療の期間が長引くことになりかねません。

担当医から指示された装着時間を守って使用する事が治療の大前提となります。それには、治療が終わるまでマウスピースを指示通りに使い続ける意志の強さと、自己管理が必要となるのです。
また、マウスピースはしっかりと装着しないと正しく歯に力がかからず、せっかく使用していても治療の効果が出ない場合があるので、使い方にも注意が必要です。

マウスピースにはどれぐらいの期間で慣れるの?

矯正治療は歯に力をかけて動かすので、ほとんどの場合痛みが伴います。それは、固定式の矯正でもマウスピース矯正でも同じです。特に、初めて装置を着けたときや新しい装置に交換した直後は、しめつけられるような違和感や痛みが出る場合があります。

固定式の矯正治療ではブラケットで舌や粘膜を傷つけてしまうことや、口内炎が出来ることもありますが、マウスピース矯正ではこのような痛みや不快感は無いと言えるでしょう。
また、マウスピースを装着して、2、3日は話をする際に舌足らずな発音になり、少し違和感があります。しかし、使い続けることでマウスピースがあることを脳と舌が覚えてくれるので、遅くても1週間ほど経つと話をするのに慣れる場合がほとんどです。

マウスピース矯正成功させるために

マウスピース矯正成功させるために

マウスピース矯正は比較的新しい矯正治療なので、すべての矯正専門の歯科医院で扱っているわけではありません。

そして、全ての症例がマウスピースだけで治療できるとは限らず、歯が予想外の動きをした場合には、固定式の矯正装置を補助的に使う選択をする場合もあります。これらの判断は担当医の技量や経験値に左右され、治療の結果にも影響してきます。

スタンダードな治療法でない分、基本的な矯正治療の知識はもちろん、豊富な経験と高い技術力を持った歯科医師を選ぶことが大切です。

マウスピース矯正は自由度が高い分、治療を担当医に任せきりにするのではなく、歯並びを治したいという強い意志が必要となります。したがって、違和感に慣れるまでの期間は自分との闘いになることもあります。歯科医院を選択する際には詳しい情報を収集し、実際に歯科医師やスタッフと話をして、治療内容、費用、担当医との相性など、総合的に判断する必要があります。

信頼できる担当医に出会い、良いモチベーションを保ちながら治療を進められることがマウスピース矯正を成功させるカギとなるでしょう。

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