矯正コラム

クラウディングの歯並びでもマウスピース矯正は可能?

2017年04月5日 (水)

クラウディングの歯並びと聞くとあまりなじみのない方も多いかもしれません。クラウディングとは叢生(そうせい)とも呼ばれる凸凹のある歯並びです。このような歯並びで悩んでいる方も多くいますが、出来れば目立たないようなマウスピース矯正で矯正を行いたいという要望も耳にします。では、クラウディングでもマウスピース矯正は可能なのでしょうか。今回はクラウディングの矯正治療を紹介していきます。

クラウディングって何?クラウディングになる原因とは

クラウディングって何?クラウディングになる原因とは

クラウディング(叢生)とは歯が前後に凸凹な状態になっているものです。この状態では歯磨きがしにくく、食べかすや歯垢が溜まりやすい状態となっています。この状態では虫歯や歯周病になり易い状態になります。近年では電動歯ブラシやフロスなどオーラルケアグッズも充実しているため、お手入れもしやすくなってきましたが、毎日のケアに不便を感じている方も多いかもしれません。

では、クラウディングになる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。1つにあげられるのが、歯と顎の大きさのバランスです。顎に対して歯が大きい場合に、スペースに収まりきらずに前後にズレて歯が並んでしまいます。これは遺伝的な要素や子どもの頃の噛み癖、そして外傷など原因は様々です。

また、乳歯が生え変わる際に予定より早く乳歯が抜けてしまうことで、空いたスペースに奥の永久歯が倒れるような形で生えてきてしまい、クラウディングになってしまうケースもあります。

放置しておくと、顎関節症や発音障害などの症状が出てしまうこともあり、年齢の若い時期に治療を行う方も多くいます。

従来のクラウディングの治療法とは?

クラウディングは歯の大きさに対して、歯を並べるスペースが不足していることによって起きる症状です。そのため、矯正治療を行う際にはまず、歯を外側または後方に並べてスペースを確保します。これは床拡大装置と呼ばれ、中心にプレートがありネジを調整することで、歯を外側に押し広げていく装置になります。抜歯を伴わない治療法のため、お子様の矯正にも使用されることもあります。その後空いたスペースに歯を並べていくステップを取っていきます。この装置は着脱式のため、外出時には外したり、また食事や歯磨きの際にも取り外すことが出来る点がメリットです。1日14時間以上の装着が望ましいとされています。また、固定式の床拡大装置もあるのでケースによって使い分けていきます。

床矯正だけで治療が完了する場合もありますが、ケースによってはワイヤー矯正を併用して矯正治療を進めていきます。大人になると拡大装置だけでの治療は難しいケースもあり、その際には抜歯を行うこともあります。その際には極力影響の少ない歯を抜歯するようにします。たとえ前から3番目の八重歯が外に出ていたとしてもすぐに抜歯をするのではなく、その後ろの小さい奥歯(小臼歯)を抜歯するケースが多いものです。

マウスピース矯正でもクラウディングの治療はできる?

マウスピース矯正でもクラウディングの治療はできる?

クラウディングなどの凸凹を伴う歯並びではマウスピース矯正が難しかったり、浮くなどの症状が見られるケースもあります。歯科医師の判断にもよりますが、もちろんマウスピース矯正でクラウディングの治療が可能な場合もあります。

では、どのような場合にマウスピースによる治療を行っているのでしょうか?ケースとして抜歯が必要であったり、ねじれや傾斜が大きい場合には、適応外となってしまうこともあります。その場合には半年から1年の間、一度ワイヤー矯正で、歯を動かした後、マウスピース矯正で整えていく2段階のステップで矯正を行うことでマウスピース矯正を行う方法もあります。

また、咬み合わせの矯正を伴う場合にもマウスピース矯正が難しいケースがあります。奥歯の歯が咬みあう場所の矯正は、マウスピース矯正では十分に歯を動かすことが出来ない恐れがあります。その場合にも同様に部分矯正で奥歯を動かした後のマウスピース矯正で対応が可能です。

矯正を行う歯にセラミックが入っていると、ワイヤー矯正では、セラミックを傷つけヒビが入ったり、欠けてしまう恐れがあるため、外す施策を取る場合もあります。マウスピース矯正では、傷をつける心配がないことから、手間も省くことが出来ます。

歯の状態を確認した上で治療法を選ぶことが大切

マウスピース矯正でクラウディングの歯並びを効果的に治す場合には、対応ケースであることが重要になります。マウスピース矯正が適していない場合には治療中にマウスピースが浮くなどの症状が見られることもあります。

基準の1つとしてマウスピース矯正は固定源となる歯にしっかりと維持することが出来れば浮くことなく装置が付けられるため効果は得られます。固定源が奥歯となる場合にはしっかりとマウスピースが入れられることが前歯の歯並びを整えるための大切な要素になります。

抜歯を伴うケースでは歯を動かす距離も大きくなり、マウスピース矯正が出来ない場合もあります。歯科医師の経験と技術によって適応が可能な場合もありますので、まずは取り扱いのある歯科医院で相談をしてみることをおすすめします。

まとめ

クラウディングの場合において、マウスピース矯正は不向きと言われています。しかしながら、ケースによってはマウスピース矯正で矯正を行うことが出来る場合もあります。一般的には大きく歯を動かすケースにおいては適応が難しいものですが、歯科医院によっては治療を行っているところもあります。

実際の矯正専門医の視点から見るとマウスピース矯正よりも従来のワイヤー矯正の方が美しく仕上がりやすい傾向にあります。しかしながら、見た目を気にせず矯正を行えることから人気を集めているのも事実です。

マウスピース矯正は従来のワイヤーによる治療法より調整が容易に行える方法でもあることから、歯科医師の技術や経験に差がある治療法でもあります。そのため、歯科医師の実績をしっかり調べたうえで歯科医院を選ぶことで、マウスピース矯正でも無理なく矯正を進めていける可能性が高くなります。

最近では、歯科医院のホームページで施術例を公開しているところも多くあるので、判断基準の1つにすることをおすすめします。

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