矯正コラム

マウスピース矯正中の食事に注意!破損と着色の危険性

2017年05月9日 (火)

従来の矯正治療と異なり、装置が目立たず外すこともできるというポイントが大変魅力的なマウスピース矯正ですが、それゆえのデメリットもあります。それがマウスピース矯正のトラブルに多いとされる装置の破損や紛失、また装置をつけたまま食事をしてしまうということです。装置は透明のプラスチックであり装置の厚みが薄いためにつけていても違和感が少なく、つい装置をつけたまま食事をしてしまう方は少なくないようです。

では、装置を破損してしまった場合は修理の費用などはかかるのでしょうか。また装置が破損してしまった時はどういった対処をすればよいのでしょうか。もし装置をつけたまま食事をしてしまった場合、避けるべき食材はあるのでしょうか。今回はそういったさまざまな疑問について解決していこうと思います。

装置をつけたまま食事をした場合

装置をつけたまま食事をした場合

そもそもマウスピース矯正のメリットのひとつは「食事の時や歯みがきの時に矯正装置を外すことができる」ということです。しかし装置を外すことを忘れてしまい、そのまま食事をしてしまう方は少なくないと思われます。

装置はもともと長時間つけていなくてはいけないものです。あまりに長くつけていると装置をつけている状態に慣れてしまい、装置のつけはずしを忘れがちになってしまうのが原因となっているのかもしれません。

ところが装置をつけたまま食事をすることは装置にとって良いことではありません。装置自体は透明なため、カレーやスパゲティといった色素が濃い食べ物を食べるとその色が染みついてしまいます。さらに装置は薄いプラスチック素材でできているため、強度が高いわけでもなく、高温にも弱いという弱点があります。熱い飲み物や食べ物を食べていると少しずつ装置が溶けてしまう恐れがあり、硬い食べ物を食べると装置が破損してしまう可能性もあります。

よってラーメンや汁物などの温度が高めの食べ物は避けるべきであり、もし食べなくてはいけない場合はよく冷ましてから食べるようにしましょう。さらに硬い肉や硬いパンなどを食べる場合は、一口サイズに切り奥歯で噛むようにすれば大丈夫ですが、前歯で噛み切って強い力がかかるのは避けましょう。

このように装置をつけたままでもある程度の食事をすることは可能ですが、食べられるものは常温もしくは冷たいものであり、やわらかくあまり噛まずに済む物などが無難とされます。そういったことから矯正装置は食事の前に外すことが最適と言えます。

避けるべき食材

次に矯正装置をつけたまま食べるべきではない食材についてあげていきたいと思います。食べ物の硬さや温度を問わず、もし装置をつけたままの状態で食事をしなくてはいけない場面に遭遇した時は、できるだけこれらの食材を避けるようにしましょう。

●餅、キャラメル、ガム

まず避けるべき食べ物は「餅」「キャラメル」「ガム」といった噛むと粘着性のある食べ物です。その理由として、プラスチックは粘着性のあるものが付着しやすいためです。口のなかが唾液などである程度湿った状態であれば付着しにくくなりますが、それでも「ガム」のように長く口のなかで噛んでいるとやがて装置に付着するようになります。

また一度マウスピースに付着してしまうとすべてを取りきるのはとても難しくなります。そのため可能であれば避ける方が良いでしょう。そのほかに「団子」「大福」「おはぎ」といった和菓子類も付着するので注意が必要です。

●せんべい・ナッツ

次に「せんべい」「ナッツ」などです。これらは噛み砕くことにより食べかすの多くが唇の裏側に溜まっていくためです。しかもマウスピースの矯正装置をつけている場合、ちょうど縁の部分に溜まりやすくなります。唇の裏側に食べかすが溜まると口が動かしづらくなってしまう上に、溜まった食べかすは自然には取れません。装置を外して口のなかと装置を別々に洗い流すしかありません。そして、硬いせんべいなどは破損の原因にもなってしまいます。

また、もしそれらを食べたとしてもすぐに対処できれば問題ありませんが、人と話しながらの席であったり、すぐに洗うことができない場合は避けるようにしましょう。

●チョコレート

チョコレート

「チョコレート」は口のなかに入れておくと次第に溶けていく上に、唾液に混ざり歯の溝や隙間などに残ってしまう性質があります。そういった「口のなかに残りやすい食べ物」であるために「子供に与えると虫歯になりやすい食べ物」としても注意が呼びかけられています。

マウスピース矯正の場合は唾液とともに「チョコレート」が装置のなかに入りこみ、そのまま装置をつけ続けることにより虫歯のリスクを上げてしまいます。また装置をつけたままでは「チョコレート」を取り除ききれないため、やはり装置を外して洗う必要があります。そのほかに「アイスクリーム」や「キャンディー」なども同じ性質があるため注意が必要です。

●甘い飲み物

最後は「甘い飲み物」です。つまりある程度の糖分を含んだ飲み物すべてが該当します。通常、甘い味がするジュースやスポーツ飲料、炭酸飲料などはpH(ペーハー)が低く、酸性寄りの飲み物であるとされています。そのため長く口に含んでいたり頻繁に摂取すると歯を溶かしてしまうことで有名です。

よってマウスピースをつけた状態でジュースを口のなかに含むと、歯を溶かす成分を含んだ水分で覆っているような状態になり、歯にとっては非常に良くありません。また柑橘類のジュースは装置だけでなく歯を黄色く変色させてしまうおそれがあります。さらに最悪の場合は「酸蝕歯」というエナメル質が失われた歯になってしまうこともあります。

対してpHの数値が5.5以上であり中性以上かつアルカリ性寄りの飲み物は歯に安全であるとされています。そのため「コーヒー」「牛乳」「豆乳」「お茶類」「アルカリイオン水」などの飲み物は、シュガーゼロの状態であれば飲んでも歯に安全とされています。

装置が破損したら…

もし矯正装置が破損してしまった場合、そのまま矯正を続けることはできません。なるべく早く医師に相談し、対応をしてもらうようにしましょう。その際は同じ装置を作り直すか、新たな装置に変えて矯正を進めていくこともあります。どちらの判断が選ばれることになるかは、装置が壊れてしまった時の歯並びの状態で決まります。

さらに装置を修理したりもう一度同じ装置を作ることになった場合は、別途費用がかかる場合が多いようです。そういった矯正治療の総額とは別に発生する費用がある場合については、あらかじめ確認をしておくと良いでしょう。

矯正装置をつけて食事をした場合の避けるべき料理や食材についてあげてきましたが、マウスピース矯正は装置を外して食事を摂れることが大きなメリットです。そのメリットを有効活用し、虫歯や歯周病になりにくい矯正治療を受けるためにも装置はできるだけ外してから食事を摂るようにしましょう。

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