矯正コラム

歯列矯正中にブラケットが外れた?対処法とマウスピース矯正のメリット

2017年06月2日 (金)

ブラケットは歯列を矯正する方法として以前から広く使用されてきました。ブラケットは一度装着すると装着する期間も比較的に長いので、矯正中にブラケットが外れてしまうということも生じえます。

そもそもどうしてブラケットが外れてしまうのでしょうか。もし矯正中にブラケットが外れたらどうしたら良いのでしょうか。

ブラケットが外れる原因

ブラケットが外れる原因

ブラケットは矯正治療を目的として、接着剤で歯にくっ付けて使用するものです。矯正する期間は人や歯の動き方により異なりますが、ブラケットは矯正治療が終了すれば歯から外さなければいけません。ですからブラケットはもともとそれほど強い接着力で付いている物ではないのですが、他の何らかの原因でブラケットが外れることがあります。

●金属やセラミックで治療している歯


矯正治療用に使用する接着剤は金属やセラミックにあまり合いません。本来は何の治療もしていない天然の歯にくっ付けることを想定して設計されている接着剤なので、金属などとの相性は悪いのです。

ブラケットを金属などにくっ付ける際には金属やセラミックの方に特殊な処理をして付きやすくなるようにするのですが、それでも歯と比べたら付き具合はあまり良くありません。

もしブラケットが何度も外れてしまうようであれば、金属やセラミックの歯を一時的に硬質プラスチックの仮歯に差し替えてブラケットを付け直す方法などが考えられます。仮歯の方が金属やセラミックよりも接着剤の付きが良いからです。

●フッ素塗布

もし歯に治療をしたことがなくてもフッ素塗布をしたことがあるなら、それが原因で歯からブラケットが外れることもあります。なぜならフッ素塗布をすると歯の表面のエナメル質が強化されるからです。

まず、ブラケットを装着する際には歯の表面に酸処理という前処置をなければなりません。酸処理をすることによって歯の表面はザラザラな状態になって、より接着剤が付きやすくなるため、この前処置は欠かせません。しかしエナメル質の表面が強化されているとこの酸処理をしても歯がなかなかザラザラな状態にならず、それゆえ接着剤を使用してもすぐ外れる原因になってしまいます。

この場合は酸処理にかける時間を通常よりも少し長くすることによって解決できるでしょう。長めと言っても数秒から数十秒という短い時間の範囲内で歯科医師が調整するので、過度に長くなるという意味ではありません。

●防湿不足

そもそも接着剤は水分に弱いという特徴があります。ですからブラケットが長くもつかどうかは、装着時に十分に防湿できているかどうかにかかっています。防湿とは歯を乾燥させて、唾液などが入り込まない状態にすることです。

子どもは大人よりも唾液量が多いので、子どもにブラケットを装着する際にはよく防湿不足になりがちです。治療にかかる時間が長引くとじわじわと唾液が流れてくるので、防湿不足の心配があるなら、ブラケット装着にかかる時間を短縮できる治療法の方がふさわしいかもしれません。先に口の模型を型取りしておいて、模型上でブラケットの位置をあらかじめ決めてから口の中に装着するという方法もあります。

●噛み合わせが深く下の歯のブラケットが上の歯にあたる

矯正治療を開始したばかりでまだ噛み合わせが深い状態だと、噛んだ時に下の歯の外側に付けたブラケットと上の歯がぶつかってしまうことがあります。上の歯とブラケットがあたった衝撃でブラケットが外れてしまうのです。

ブラケットを装着した位置は矯正治療のためには理想的な位置だったとしても、上の歯にあたってしまうなら、上の歯にあたらない位置に装着する方法があります。またはブラケットの方を少し削ることも一つの方法です。もし奥歯ならバンドを使用するという方法もあります。

●固いものを噛んでしまった

ブラケットをまだ付けたばかりの人によくあることですが、固い食べ物をブラケットの上で噛んでしまうということがあります。しばらくたって慣れればある程度の感覚がつかめてくるのですが、まだ慣れないうちは固いものを食べるのを避けたり、食事の時に注意して食事したりすることによって防げるでしょう。

ブラケットが外れた時の対処法

まずブラケットが外れたら、ワックスを使うことを思い出すようにしましょう。ワックスはブラケットを初めて装着した時にもらえる物です。このワックスで、外れたブラケットとワイヤーを固定します。

外れたブラケットは捨てずにワックスで固定して、次の来院の時まで付けておいて下さい。もし口の中の一番奥歯のブラケットが外れた場合は、ワイヤーの端の部分が頬などの粘膜にあたって傷つける恐れがあります。もしワイヤーが口の中の粘膜を傷つけるようであれば、ワイヤーが粘膜にあたらないように自分でニッパーを使って切断して下さい。

この時にくれぐれも注意してほしいのは、切る部分のワイヤーを指でしっかり持ってから切断するようにすることです。もし指で持たないままワイヤーを切断してしまうと、口の中に切れたワイヤーが残ったり刺さったりする可能性がありとても危険です。いずれにせよブラケットが外れた場合は、まずかかりつけの矯正歯科医に連絡するようにしましょう。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正のメリット

ブラケット矯正の他に、マウスピース矯正という方法もあります。マウスピースは硬いプラスチックが素材でできているので、ブラケットのように外れた時にワイヤーが口の中を傷つけるかもしれないという心配をする必要はありません。

またブラケット装着時の前処理なども必要なく、歯そのものにかかる負担がブラケットよりも少ないというのもマウスピースの特徴です。ブラケットを装着している人にとって覚えておかなければいけない、いざという時の対処法も、マウスピース矯正中は基本的に必要ありません。

まとめ

矯正中にブラケットが外れた、という時に慌ててしまう人もいるかもしれません。しかし矯正歯科医にとってはブラケットが外れてしまうことは想定内です。もし外れても気まずく思わずに気軽に矯正歯科医に相談するようにして下さい。

早めに来院した方が良いのか、もしくは次の来院まで待っていて構わないのかを指示してもらえるでしょう。

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