矯正コラム

マウスピース矯正でも専門医に相談すべき理由と一般歯科との違い

2017年06月20日 (火)

矯正治療というと金属のワイヤーの見た目がイマイチ…そんなイメージを持つ方も最近では少なくなってきているのではないでしょうか。セラミックを使用するタイプからマウスピース矯正まで、目立ちにくい矯正治療が注目されています。しかしながら、マウスピース矯正によるトラブルが発生している問題もあります。今回はマウスピース矯正を行う際の歯科医院の選び方や、矯正歯科専門医と一般歯科医との違いについてご紹介します。

マウスピース矯正はどんな歯科医院でも始められる?

マウスピース矯正はどんな歯科医院でも始められる?

マウスピース矯正を取り扱う歯科医院が増えています。この背景にはマウスピース矯正ならではの特徴があります。通常のワイヤー矯正では、歯科医師がお口の中を見て、実際にどこの歯をどのように動かそう、どこの歯にワイヤーを掛けようなど実際の治療計画を決めていきます。患者さまに説明をする際も型を取った模型を見せながら説明を行うものです。

それに対してマウスピース矯正では、種類にもよりますが、お口の中をコンピューターでスキャンし、そのデータを送ることで歯科技工所に製作を依頼します。そして、治療計画もコンピューターによってシミュレーションされるため、患者さまにも画面を見せながら説明を行うことが出来ます。大部分の作業がコンピューターによって自動化されています。それによって矯正医としての経験が少なくても、効果的に治療を行うことが出来てしまいます。

矯正の専門医との違い

矯正歯科の看板を出していれば矯正歯科医であると思う方も多いかもしれません。しかしながら、実は矯正歯科医を名乗るには特別な資格は必要ないというのをご存じでしょうか。そのため、大学で矯正を全く学んでいなかったとしても、矯正歯科の看板を出すことは出来てしまいます。日本の制度では歯科医師免許を取得していれば、小児歯科、口腔外科、矯正歯科など診療科目を問わずに治療を行うことが出来ます。

厚生労働省の調査によると、全国に歯科医師は約10万人いますが、矯正歯科を併設している歯科医院の歯科医師は2,200万人、主な診療が矯正歯科という歯科医師は約3,600人しかいない現実があります。

これでは、患者さまも歯科医院を選ぶのに一苦労です。そんな中、日本矯正歯科学会によって「認定医」、「指導医」、「専門医」といった資格制度が作られました。これにより、知識や経験といった視点から矯正歯科医をみる基準が出来ました。

では、認定医と一般歯科医との違いは何なのでしょうか。日本矯正歯科学会認定医は大学病院の矯正歯科をはじめ、矯正歯科関連の学会に所属しながら経験を積む必要があるため、最低7~8年の期間がかかるといわれています。この間に診断や治療技術のトレーニングを行います。そして、矯正関連の研究論文、資格試験に合格することで認定医になることができます。

認定医は経験した症例数も豊富

このような経験がある認定医は、扱ってきた症例の数も一般歯科の歯科医師と比べて圧倒的に多くなります。患者さま全てが矯正治療の患者さまであるため、経験が一般歯科の歯科医師とは比べ物にならないほど多くなります。

講習会などで数日学んだだけで矯正治療を始めようとする歯科医師が増えていることから、一般歯科、小児歯科でも矯正治療を扱うこともよくみられます。しかしながら、矯正歯科専門医からみると、明らかな技術、経験不足による誤った治療が行われていることもあります。抜歯の必要のない歯を抜いたり、治療前よりも噛み合わせが悪化することで顎関節症を併発するなど患者さまとのトラブルも増えています。

矯正医ではなく一般歯科で治療を受けても大丈夫?

矯正医ではなく一般歯科で治療を受けても大丈夫?

マウスピース矯正は知識や経験が浅い歯科医師でも導入が出来ますが、トラブルが報告されているのも事実です。マウスピース矯正は見た目が美しいメリットがありますが、適応外のケースもあります。

例えば、抜歯を伴うケースでは、その隙間を埋めるために大きく歯を動かす必要があります。そのため、マウスピース矯正では、歯を動かすことが出来ずに治療が長引いてしまったり、思うように歯並びが整わない可能性もあります。

また、噛み合わせの治療が伴う場合にもワイヤー矯正が望ましいとされています。奥歯の歯を動かすことに不向きなためです。

想定外のケースに弱いことも

一般歯科で経験の浅い歯科医師の場合には、想定外のケースに於ける対応力で劣ることもあります。マウスピース矯正を希望して来院された患者さまでも、中にはマウスピース矯正が最適ではない場合もあり、治療方法に違いが出てくることもあります。予想以上に歯が動いていなかった場合、ワイヤー矯正の経験が豊富な歯科医師の場合は、一度ワイヤー矯正で歯を動かしてからマウスピース矯正を行うといった治療の選択肢を選ぶことができます。

すべての一般歯科の歯科医師が矯正治療の経験が劣るということではありませんが、やはり治療した症例数が多い方が、歯科医師としての引き出しも多いものです。歯科医院を選ぶ際には歯科医師の経歴も判断基準の1つにしておくといいでしょう。

まとめ

マウスピース矯正というとインビザラインなど、若い女性にも人気の矯正治療です。以前は子どもの行う治療というイメージが強かった矯正治療ですが、近年では、大人の矯正がメインにもなってきています。

そんな中、一般歯科でもマウスピース矯正を取り扱うケースも増えてきていますが、知識や経験という面からも、日本矯正歯科学会の認定医の治療を受けることが安心です。しかしながら、全ての一般歯科のマウスピース矯正治療が悪いということではなく、納得して通える医院を選ぶことが大切になってきます。

良い歯科医院を見分けるポイントとしては、治療を受ける最初のカウンセリングからしっかりコミュニケーションを取ってくれるようなところです。治療計画がしっかりと共有されていないと、完成イメージの相違が生まれてしまいます。まずは気軽に相談しやすい、治療の選択肢・装置・期間・料金などを丁寧に説明してくれることがマウスピース矯正を行う際に、歯科医院を選ぶポイントの1つになることでしょう。

歯並びや実際の治療法は患者さまによって千差万別です。まずは歯科医師に質問、相談をし、疑問点をなくした上で自分に合った治療法、歯科医院を選ぶことが大切になります。

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