矯正コラム

マウスピース矯正で付け外しを忘れるのを防ぐ方法

2017年07月3日 (月)

マウスピース矯正は、歯にブラケットなどを固定する事なく歯並びを改善する治療方法です。仕事の都合などで、矯正装置を付ける事が難しい方や、固定式の矯正装置に抵抗がある方にとって、自分の都合で付け外しができるマウスピース矯正は非常に便利です。

しかし、マウスピースの装着を忘れる事が続くと、色々な問題が起きてしまいます。歯科医師から指導された装着スケジュールを忘れないようにするには、どのような対策があるのでしょうか。

マウスピース矯正の種類と装着時間は?

マウスピース矯正の種類と装着時間は?

マウスピース矯正にはたくさんの種類があり、装着時間はそれぞれ異なります。どのシステムのマウスピース矯正を使用するかは、それぞれの歯科医院が判断しており、一種類のみの歯科医院もあれば、数種類のシステムを採用している歯科医院もあります。主に使われているメーカーの特徴や装着時間は以下の通りです。

●インビザライン

矯正治療の先進国であるアメリカで開発されたシステムで、多くの歯科医院が採用しています。治療計画をシミュレーション画像で見る事ができて、1度の歯型採取で全てのマウスピースを制作する為、通院の回数が少ないのが特徴です。

ただし、アメリカでマウスピースを作るために、制作に約2ヵ月と時間が掛かります。通院は1ヵ月半~3か月に一度で、1日の装着時間は20時間~22時間となります。

●アソアライナー

日本の歯科技工所が開発したマウスピース矯正で、比較的新しいシステムになります。国内でマウスピースを制作するので、制作期間は約2週間と短めです。

段階ごとに歯型採取をしてマウスピースを作り直すので、治療が計画通りに進まないなどのトラブルには柔軟に対応する事ができますが、通院の回数は増えます。通院は月に一度で、1日の装着時間は17時間以上となります。

●アクアシステム

日本人の大学教授が、アメリカで開発したシステムです。硬さなどが異なる数種類のマウスピースを使用し、他と比べてマウスピースが少し厚いという特徴があります。

段階ごとの歯型採取が必要になり、通院は2週間~1ヵ月半に一度で、1日の装着時間は20時間以上となります。

●DENマウスピース

日本の歯科医師が開発したシステムです。装着時間が短く、外出時には外す事が可能で、難しい症例にも対応する事ができます。

段階ごとの歯型採取が必要になり、通院は2週間一度で、1日の装着時間は睡眠時間を含めて8時間~10時間以上となります。ただし、マウスピースの装着時間が少ないので、治療期間が長くなる場合があります。

マウスピースを付け忘れるとどうなる?

マウスピース矯正は、最低でも1日8時間以上マウスピースを装着する必要があります。しかし、うっかり付け忘れる事が続いた場合、矯正治療にどのような影響があるのでしょうか。

●後戻りしてしまう

歯は、ある一定の弱い力を掛け続けると、歯が埋まっている骨を溶かしながら動いていきます。誤解されやすいのですが、歯はマウスピースを装着していない時も動いており、マウスピースを装着している間だけ動いている訳ではありません。

正しい位置に誘導するマウスピースが無い状態の歯は、頬や舌の力が掛かる方向に動いてしまいます。歯並びが悪くなっている原因が舌の悪い癖であった場合などは、元の位置に後戻りしてしまう場合が多く見られます。

●マウスピースが入らなくなる

マウスピースを装着しない日が続くと、ある日思い出して付けようとした時に、全く入らなくなってしまう場合があります。そうなると、再度歯型を取ってマウスピースを作り直す事になります。

ただ、歯が動く速度は個人差があるとはいえ非常に遅いので、数日間付け忘れた程度であれば、マウスピースがきつく感じる程度で済む事もあります。

●治療期間が延びる

固定式の矯正装置は、歯に対して24時間常に力を掛け続ける事ができます。それに対してマウスピース矯正は、しっかりとマウスピースを装着していないと、正しい方向に歯を動かす事ができません。したがって、付け忘れがあった分だけ治療期間が延びていると考えたほうが良いでしょう。

マウスピースの装着時間を守る為の対策

マウスピースの装着時間を守る為の対策

歯科医師から指導されたマウスピースの装着時間を忘れない様にするには、どのような対策があるのでしょうか。

●手帳などに記録する

タイムスケジュールを管理できる手帳を利用して、装着した時間を管理する方法があります。マウスピースの装着手帳をオリジナルで作っている歯科医院もあります。

●アプリを利用する

睡眠時間や勉強時間などを記録できる時間管理アプリを利用すると、簡単に装着時間を管理する事ができます。手帳やアプリを利用すると、一目で装着時間を把握する事ができるので大変便利です。ご自身が管理しやすいように、タイムレコードなどを作ってみると長続きするかもしれません。

しかし、装着時間を守っていたとしても、中途半端に浮いた状態で装着してしまうと、歯に適切な力が掛からず、思うように治療が進まない原因となります。マウスピースを装着する時は、奥歯までしっかりと装着する事も非常に重要なポイントです。

マウスピースの紛失などを防ぐ対策

マウスピースを入れた状態で長時間生活するのは色々大変な事もあります。ストレスにならないようにマウスピース矯正を続けるには、破折や紛失などのトラブルを防ぐ対策も必要になります。

●専用ケースを用意する

外出先でマウスピースを外すと、色々なトラブルの原因となる場合があります。食事の時に外して、そのままテーブルの上に忘れて来てしまったり、ティッシュに包んでゴミと間違えて捨ててしまったりというトラブルがあります。

また、ハンカチに包んだまま洗濯して破折してしまった、などの話も聞く事があります。破折は場合によっては修理できますが、紛失は再度歯型を取って作り直すので、時間も費用も掛かってしまいます。

これらのトラブルを避ける対策として、外出先では鞄などにしまえるマウスピース専用のケースを用意する事をおすすめします。

●ペットや子どもにも注意が必要

自宅でも、マウスピースをペットの犬に噛まれたり、子どもが遊んで壊してしまったりなどのトラブルが考えられます。ケースに入れていてもいたずらされる場合もあるので、手の届かない所に保管しましょう。

●マウスピースを付けて食事をする

食事の際に外して紛失してしまうトラブル対策として、硬いものでなければマウスピースを付けたまま食事をする事もできます。マウスピースを付けた状態で食事をした後は、マウスピースと歯の間に食べたものが残りやすいので、いつもよりもブラッシングを丁寧に行う必要があります。

また、飲み物もマウスピースと歯の間に残ってしまうので、むし歯のリスクが高まります。すぐにブラッシングできない場合は、一度マウスピースを外してうがいをする事もむし歯の予防になります。マウスピースを付けた状態で食事をすると、マウスピースが着色してしまう場合があるので、つけ置きタイプのクリーナーなどでこまめに洗浄する事も大切です。

マウスピース矯正は、治療を受ける患者様の強い意志と努力が治療の成功を左右します。指導された装着時間をクリアする為に、できるだけ付け忘れる事が無いような対策をしていきましょう。マウスピース矯正が計画通りに進むよう、ご自身に合った方法でマウスピースを生活に取り入れていきましょう。

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銀座矯正歯科の患者様へ・マウスピース型矯正装置(インビザライン)の選び方
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マウスピース型矯正装置(インビザライン)・ティーンは、永久歯が完全に生え揃っていないなどの、10代の歯科矯正治療における課題点を考慮した治療オプションです。

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