マウスピース型矯正装置(インビザライン)

インビザラインの費用はどれくらい?他の歯列矯正との違いは?

歯列矯正には高額の費用がかかるというイメージがあります。最近、話題になっている「インビザライン」だと、相場はいくらくらいなのでしょうか。他の方法との違いや、メリットとデメリットについても紹介します。

インビザラインとは?

インビザラインとは?

インビザライン(invisalign)とは、マウスピースを使った歯列矯正の一種です。他のマウスピースを使った歯列矯正と違って、最初に必要なマウスピースをすべて作成します。あとは、2週間ごとにマウスピースを取り替えるだけです。1つのマウスピースにつき歯を意図した方向へ0.25mm動かせるようになっています。

インビザラインはアメリカのアライン・テクノロジー社による技術です。歯列矯正にあたっては最初に光学スキャナーで歯型を読み取り、データ化した上でアライン・テクノロジー社に送ります。分析の結果、今後の歯の動きがシミュレーションされ、歯科医が細かな修正を加えて指示を出すと、必要なマウスピースが一度に作成されるという仕組みです。

従来のワイヤー矯正と比べて、インビザラインは透明で目立ちにくく、自由に取り外せるという違いがあります。成長期の子どもには向いていなかったり、部分矯正ができなかったりするなどの制約はありますが、それ以外ではワイヤー矯正と遜色ありません。治療期間はどちらも半年から2年程度と、ほぼ同じくらいです。

むしろインビザラインはワイヤー矯正にない長所がたくさんあります。

透明で目立ちにくい

最近ではワイヤー矯正でも透明なブラケットや白いワイヤーが増えていたり、歯の裏側に取り付ける方法もあったりしますが、角度によってはどうしても見えてしまいます。インビザラインで使用するマウスピースは透明で、0.5mm程度の薄さですから、ワイヤー矯正より気づかれにくいでしょう。

自由に取り外せる

ワイヤー矯正は一度装着すると、治療が終わるまで付けっ放しです。インビザラインは1日20時間以上装着するという決まりはありますが、食事中はもちろん、人前に出るなど目立たせたくないときは自由に取り外せます。

ワイヤー矯正では、繊維が多かったり粘りがあったりする食材は装置に絡んでしまい、取りづらいのが悩ましいどころです。その点、インビザラインは外した状態で食事できますから、食材が絡む心配がなく、食後に歯磨きすれば常に清潔な状態にできます。

口腔内を傷つけず金属アレルギーのリスクがない

ワイヤー矯正では、装置が口腔内で舌や粘膜と接触して傷つけるリスクがあります。特に目立たないよう裏側矯正にしたときは、なおさらです。インビザラインのマウスピースは医療用プラスチック製なので、そのような心配はありません。金属アレルギーでも安心して装着できます。

痛みが少ない

ワイヤー矯正は歯を動かしたい方向へワイヤーで引っ張るため、痛みを感じる場合があります。インビザラインはマウスピースの形に歯を合わせようとする方法ですから、多少の締め付けを感じるくらいです。

歯の状態をイメージしやすい

インビザラインは、最初に治療方針を決定して、すべてのマウスピースを作成します。その際に治療の経過をシミュレーションしてくれるので、途中の歯の動きや完了時の状態をイメージしやすいでしょう。治療に対するモチベーションも上がりそうです。

インビザライン治療の相場はどれくらい?

インビザライン治療の相場はどれくらい?

他の歯列矯正と同じく、インビザラインは自由診療となるため、健康保険を適用できません。かかった費用は全額を自己負担することになります。相場は税込で80~130万円です。

高額に思えるかもしれませんが、ワイヤー矯正とほぼ同じか少し高いくらいで、裏側矯正のほうがそれ以上になる場合もあります。地域差はそれほどありません。むしろ矯正の規模や難易度によって費用は左右されます。

費用の内訳は装置料、調整料、検査料、診断料で、歯科によって総額で提示しているところもあれば、装置料以外は別にしているところもあります。他の費用はそれぞれ数万円ほどかかるため、治療にあたっては全部でいくらになるのか確認したいところです。

また、インビザラインによる歯列矯正が終わっても、動かした歯が元の位置に戻らないよう、しばらくの間は「リテーナー」を装着しなければいけません。その分の費用が別になる場合もあります。

なお、何らかの理由で歯が思ったとおりに矯正されなかったときは、追加の調整料や検査料、診断料がかかります。マウスピースも作り直さなければいけませんが、インビザラインは5年間の保証があるため、新たな装置料はかかりません。

インビザラインは健康保険が適用されない自由診療なので、現金以外にもクレジットカードやデンタルローンでの支払いが可能です。分割払いにすれば1回あたりの負担は少なくなりますが、返済が長期になるほど利息は多くなります。

もし、インビザラインの目的が噛み合わせの不具合など、必要と認められる場合は医療費控除の対象です。通院のために公共交通機関やタクシーを利用すると、その運賃も対象になります。もちろん、見た目を良くするといった審美目的は対象外です。

インビザラインの失敗やデメリット

インビザラインの失敗やデメリット


従来のワイヤー矯正に比べてメリットが多いインビザラインですが、一方でデメリットもあります。そのせいで思ったように歯列矯正できず、失敗したと感じるケースも少なくありません。どのようなデメリットがあるのか紹介します。

抜歯による歯列矯正が難しい

歯列矯正においては、余分な歯を抜いて、そのスペースに歯を動かす方法があります。ワイヤー矯正なら比較的簡単ですが、インビザラインでは歯の移動が多くなるため不向きです。

逆に歯を抜かないでインビザラインをするとなれば、移動用のスペースを作るために歯を0.5mmほど削らなければいけません。歯の健康には影響しませんが、何本も削るくらいなら最初から抜歯してワイヤー矯正したほうが、負担を最小限に抑えられます。

微調整が難しい

歯列矯正は、必ずしも計画どおりにいくとは限りません。インビザラインではマウスピースが合わなくなる場合があります。これでは動かしたい歯に力が加わらず、矯正の役目を果たさない可能性があります。

先述のとおりインビザラインは、それ以降のマウスピースを作り直して対処しますが、費用はかからなくても手間がかかります。ワイヤー矯正なら微調整するだけです。こうしたリスクがあるため、大がかりな歯列矯正になるほどインビザラインよりワイヤー矯正のほうが向いています。

歯に何も付けないわけではない

インビザラインではマウスピースを装着するほかに、歯の動きをサポートするためアタッチメントと呼ばれる樹脂製の突起物を歯に貼り付けます。ワイヤー矯正のように口腔内を傷つける心配はありませんが、多少の違和感はあるでしょう。

アタッチメントは、インビザラインにおいて意外と見落としがちで、後悔しやすいところです。アタッチメント無しでも治療できますが、思ったように歯を動かせないかもしれません。

奥歯同士が当たりづらくなる

インビザラインでは、マウスピースによって奥歯同士が当たりづらくなり、噛み合わせに違和感が生じやすいという副作用があります。どんなにマウスピースが薄くても、上下の歯にかぶせるとトータルの厚さは約1mmです。

ワイヤー矯正であればワイヤーを調節したり、噛み合わせを良くするために「バイトアップ」という青いプラスチックを装着したりする対処ができます。インビザライン単独で改善するのは難しい場合もあるので、担当の歯科医師に相談しましょう。
インビザライン治療の相談は銀座矯正歯科へ。

まとめ

インビザラインにかかる費用は、ワイヤー矯正など他の方法と同じか少し高いくらいで、大きな違いはありません。目立たなかったり痛みが少なかったりするなどメリットも多いので、それで歯列矯正できそうなら積極的に選んでも良いでしょう。

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※ インビザライン完成物は医療機器法対象外であり、医療品副作用被害救済制度の対象外の場合があります。
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