マウスピース型矯正装置(インビザライン)

インビザラインで失敗するのはなぜ?デメリットや注意点は?

インビザライン(invisalign)は、歯に透明なマウスピースをかぶせて歯列矯正する方法です。目立たず痛みも少ない反面、失敗するケースもあります。なぜ失敗するのか、その原因をデメリットや注意点とあわせて紹介しましょう。

インビザラインの失敗やデメリット

インビザラインの失敗やデメリット


インビザラインにはメリットだけでなくデメリットもあります。そこを理解しないで治療すると、失敗したと感じやすいようです。主に以下のような失敗例があります。

●装着しているのが苦痛

インビザラインはマウスピースで力を加えながら、少しづつ歯を動かしていきます。1つのマウスピースを装着する期間は2週間で、動かすのは0.25mmほどです。

確かにワイヤー矯正に比べると、強い力をかけるわけではないので痛みは少ないでしょう。けれども歯を動かすのは同じですから、多少の違和感はあります。特に奥歯の噛み合わせは違和感が生じやすいところで、インビザラインだけで改善するのは不可能です。

インビザラインのマウスピースは、1日20時間以上装着しなければいけません。これを守らないと意図したとおりに歯が動かず、それ以降に装着するマウスピースも合わなくなります。あくまでもワイヤー矯正と比較して痛みが少ないだけで、インビザラインにも違和感があるのは注意したいところです。

また、食事中はマウスピースを外せますが、逆にいえばマウスピースをしている間は水以外を口にできません。歯とマウスピースの間に入り込んで、虫歯や着色の原因になるからです。それを不便に感じる人もいるでしょう。

●歯並びが改善しない

残念ながら、インビザラインはすべての歯列矯正に適しているわけではありません。

例えば余分な歯を抜いて大きく歯並びを変えるのは不得意ですし、時間もかかります。出っ歯や八重歯など、部分的に矯正するのもインビザラインでは対象外です。歯を上下させるのも苦手で、別途アタッチメントを歯に付ける必要があります。

成長期にある子どもの歯列矯正では骨格が変わりやすく、自分の意思でマウスピースを装着し続けるのも難しいため、思ったような成果が出ないかもしれません。

他にも、インビザラインは細かな修正でも、一からマウスピースを作り直すという手間がかかります。その点ではワイヤー矯正のほうが柔軟です。実際に途中まではインビザラインで進めたものの、どうしても改善しないところはワイヤー矯正したケースもあります。

●歯科医選びに失敗した

インビザラインは治療を始めるにあたり、光学スキャンした歯のデータをアメリカのアライン・テクノロジー社に送ります。アライン・テクノロジー社で歯の動きをシミュレーションした上で、歯科医が細かな修正を加えて治療方針を決定すると、すべてのマウスピースが作成される流れです。

一連のやり取りはすべて英語で行われるため、歯科医によっては意思疎通がうまくいかず、治療方針と違うマウスピースができあがる恐れがあります。このままでは歯列矯正に失敗するでしょう。

そうならないようにアライン・テクノロジー社では、症例数に応じて「プロバイダー」というランク付けをしています。ブロンズからブラックダイヤモンドまで7段階です。(2018年11月現在)。上位のプロバイダーほど信頼できるといえます。

プロバイダー 症例数
ブロンズ ~10
シルバー 11~20
ブロンズ 21~50
プラチナ 51~100
プラチナエリート 101~150
ダイヤモンド 151~400
ブラックダイヤモンド 401~


さらに「日本矯正歯科学会」の専門医や認定医だと安心です。インビザラインだけでなくワイヤー矯正にも精通しているため、最適な治療方法を選べます。インビザラインで対応できない部分はワイヤー矯正できるといった柔軟さもあるので、より理想に近い歯列矯正ができるでしょう。

できれば、歯列矯正中はどの方法でも虫歯や歯周病のリスクが高まるため、普通の歯科も兼ねていると安心です。

インビザラインの治療期間と費用

インビザラインの治療期間と費用

インビザラインの治療期間は、個人差こそありますが平均すると2年から2年半くらいで、ワイヤー矯正と同じくらいです。マウスピースの装着が始まったら、2週間で次のマウスピースに交換し、1~3ヶ月ごとに通院して医師のチェックを受けます。最初の1年半で歯並びの基本形が完成し、その後の半年から1年で微調整するという流れです。

インビザラインが終わった後も、歯が元の位置に戻ろうとするのを防ぐため、「リテーナー」と呼ばれる保定装置を付けて2年ほど様子を見ます。これはワイヤー補正でも同じです。

費用は税込で80~130万円くらいで、健康保険は適用できないため、全額自己負担しなければいけません。費用の内訳は装置料と調整料、検査料、診断料、保定料です。総額で提示している歯科医もあれば、装置料以外は別料金のところもあります。

実際にどれくらいかかるのか、初回のカウンセリングで見積もってもらうと安心です。歯科医によっては初回のカウンセリングに限り、無料で対応してくれます。ただし、あくまでも概算であり、正確な費用が分かるのは治療方針が確定したときです。

インビザラインとワイヤー矯正の違い

インビザラインとワイヤー矯正の違い

従来のワイヤー矯正は、ブラケットという装置を歯に貼り付け、そこに形状記憶合金で作られたワイヤーを通します。ワイヤーが元の形に戻ろうとする力を利用して、歯を動かすわけです。

歯は外部から力が加わると、土台となる骨とその間にある歯根膜の破壊と再生を繰り返し、少しずつ動くようになります。インビザラインでは主に前後と左右に動かしますが、ワイヤー矯正なら上下や回転も可能です。

一方で、ワイヤー矯正では特定の歯にかかる力が大きくなって、痛みを感じやすくなったり、ダメージを受けやすくなったりします。特に大きく動かしたい歯の隣にあるほど顕著です。また、歯並びを整える過程で、どうしても無駄な動きが生じてしまいます。

その点、インビザラインは歯全体を徐々に動かすため、無駄な動きはありません。マウスピースによって歯全体に力が分散し、特定の歯に負担がかからないようになっています。

こうした性質の違いもあり、ワイヤー矯正では八重歯や出っ歯など特定の歯を動かしたいときや大がかりな歯列矯正向きです。インビザラインは歯列の乱れが軽度から中度で、歯の重なりが少なかったり、著しく噛み合わせが悪くなかったりすれば対応できます。

けれども、インビザラインには他にも「目立たない」という大きなメリットがあります。最近ではワイヤー矯正でも歯の裏側に装置を取り付ける方法がありますが、舌を傷つけやすく発音にも影響しやすいのがデメリットです。インビザラインは食事中に取り外せるという優位性もあります。

治療の向き不向きよりも見た目や快適さを重視して、インビザラインで歯列矯正したい場合もあるでしょう。特に人前へ出る機会が多い大人にとっては、切実な問題です。

そんなときは両方を組み合わせる方法があります。例えば最初にワイヤー矯正で大がかりな矯正を行い、最後の微調整はインビザラインで行うといった具合です。逆にインビザラインで矯正できなかったところを、ワイヤー矯正で微調整する方法もあります。

どちらにしてもブラケットやワイヤーを装着する期間が短くて済むのがメリットです。もっとも、最終的な治療方針は医師が決定します。
インビザラインの治療でお悩みの方は銀座矯正歯科へ。

まとめ

インビザラインにはメリットだけでなくデメリットもあり、そこを理解しないで治療を受けると失敗する原因になります。特に歯の状態によって向き不向きがあるところは要注意です。歯科医選びも歯列矯正の満足度を左右します。できれば、ワイヤー矯正と両方できるところであれば、双方の欠点を補った歯列矯正ができるでしょう。

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銀座矯正歯科の患者様へ・マウスピース型矯正装置(インビザライン)の選び方
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※ インビザライン完成物は医療機器法対象外であり、医療品副作用被害救済制度の対象外の場合があります。
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